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【くすりミュージアム】

先日、くすりミュージアムを見学してきました。場所は、日本橋です。この界隈は、江戸時代から「くすりの街」だったようです。

https://kusuri-museum.com/



 くすりには、飲み薬、貼る薬、注射薬、吸入剤、軟膏等、種類があったり、新しいくすりができるまで7〜14年もかかるという事も新たに知りました。新しいハイブリッドカー(車)の開発には4年が必要、という期間と比べると、時間も人も、より多く必要な事が分かりました。


 また、このくすりを作る「くすりのたね」を見つけるために、病気の原因を作っている遺伝子レベルのタンパク質まで掘り下げ、それを標的とし、その標的に合った化合物や自然界の微生物等を探しだすという、とても地道な作業を何年も続けているとの事でした。


 コンピューターの発達により、化合物の「ドラッグデザイン」が効率的に進められるようになったり、無人のお部屋で産業用ロボットがくすりを攪拌したり、錠剤化、真空パックで梱包される様子も見る事ができます。


 未来へのお話もあり、ゲノム創薬からテーラーメイド創薬へ、という事でした。これは、人それぞれ持っている遺伝子が異なるため、副作用を少なくしたり、くすりの効果を高めるために個人個人にくすりをオーダーメイドでつくる、という考え方です。厚生省からも予算がつき、研究は始まっているようです。


 今回、なぜこのような「くすり」に興味を持ったのかというと、コロナのワクチン開発が世界的にも待たれていますが、そんなに早くできるのかなあと疑問を持った事が一つ。もう一つは、(抗がん剤と)免疫チェックポイント阻害剤が病院にて保険診療で使用されるようになり、これらのくすりを使用する患者が増加し、現場で医療者に向けて、その教育や研修が進みつつあるという現実があったからです。この免疫チェックポイント阻害剤を使用した患者には、免疫関連有害事象が起こる事もあり、医療者もその視点を持って患者を診ていこうという動きです。


 新しいくすりが創られる、現場はそのくすりを使い、病気を治したり、進行を食い止める。その間も、副作用が出れば、くすりの改善をしていく、その繰り返しのようです。



 テレビを見ていると、「新しいくすりが開発されました」と流れても、翌日からそのくすりが病院で使用できる訳ではありません。何度も何人も治験を重ねて、厚生省と相談して、病院で使用できるには更に何年もかかるのが常のようです。


 くすりの話しは、少し難しいなあと思う人も多い事でしょう。でも、初めて飲むくすり、点滴や注射で初めて身体に入れるくすりに関しては、注意深く、主治医や薬剤師、看護師に尋ねて、特に、熱が出るとか、皮膚の色が変わるとか、お腹がゆるくなるとかの副作用について良く聞いておいた方が良いと思います。


 くすりミュージアムへ行って、ほんの少し、くすりの事がわかったような気がします。

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